〔13〕 使用価値の実体と価値の実体――実体

〔13〕 使用価値の実体と価値の実体――実体 商品の実体はこれに対象化されている労働であり、商品に対象化されている労働は、使用価値の実体としては具体的有用労働と規定され、価値の実体としては抽象的人間労働と規定される。このように、商品に対象化さ…

〔12〕 使用価値をゴジラ化して捉える誤謬――商品の使用価値と使用価値としての使用価値

〔12〕 使用価値をゴジラ化して捉える誤謬――商品の使用価値と使用価値としての使用価値 マルクスは使用価値について次のように書いている。 「使用価値は、使用または消費においてのみ、みずからを実現する。諸使用価値は、富の――その社会的形態がどうあろ…

〔11〕 使用価値と価値

〔11〕 使用価値と価値 第二パラグラフ以下の論述は、始元を出発点とする上向的展開における下向的分析といえる。 ここでは、資本制生産を物質的基礎とする資本制商品が下向のどんづまりたる・もっとも抽象的な論理的レベルにおいて明らかにされているので…

〔10〕 『資本論』の冒頭にもどる――商品

〔10〕 『資本論』の冒頭にもどる――商品 資本が賃労働をどのようにして搾取するのかということの基本的な構造をみたうえで、『資本論』の冒頭にもどる。 私がこのような順番で論じてきたのは、私のこの文章を読んでくれる若者たちとすべての人たちに、今日…

〔9〕 人間生活の永遠的な自然条件としての労働過程

〔9〕 人間生活の永遠的な自然条件としての労働過程 マルクスは『資本論』第一巻第三篇第五章の第一節において、労働過程の諸規定を明らかにしている。この節の最初の一パラグラフと最後の部分を取り去るならば、その論述は労働過程一般の諸規定を明らかに…

〔8〕 労働過程と価値増殖過程

〔8〕 労働過程と価値増殖過程 商品が使用価値と価値との直接的統一をなすのと同様に、資本の直接的生産過程は労働過程と価値増殖過程との直接的統一をなす。 資本家が生産手段の使用価値とともに労働力の使用価値を消費することによって商品が生産されるの…

 〔7〕 論理的なものと歴史的なもの

〔7〕 論理的なものと歴史的なもの 貨幣の資本への転化は流通界においておこなわれるのであり、かつ流通界においておこなわれるのではない。この論理的把握は資本発生の弁証法と呼ばれる。これは、貨幣から資本がどのようにしてうみだされるのかということ…

図解 商品=労働市場と直接的生産過程の弁証法

図解 商品=労働市場と直接的生産過程の弁証法 この図を見ながら、前回の「さあ跳べ、ここがロドス島だ!」を考えてください。

 〔6〕 商品=労働市場と直接的生産過程

〔6〕 商品=労働市場と直接的生産過程 資本家の幼虫である貨幣所有者は、商品=労働市場にみずからの貨幣を投じて、一方では生産手段を買い、他方では労働者の労働力を買う。封建制的な身分的紐帯から自由であると同時に生産手段から自由である、つまり生…

〔5〕 幼虫から成虫へ――ここがロードゥス島だ、ここで跳べ! 『資本論』第一巻 第二編 第四章「貨幣の資本への転化」に次の叙述がある。 「だから資本は、流通から発生しえないのと同様に、流通から発生しえないのでもない。それは流通から発生しなければな…

〔4〕 賃労働と資本の矛盾的自己同一

〔4〕 賃労働と資本の矛盾的自己同一 資本主義社会を資本主義社会として成り立たせている本質的実体は、賃労働と資本との二実体であり、この資本主義社会は賃労働と資本との関係を基礎にしているのである。すなわち、資本主義社会を規定するところのその本…

 〔3〕 根源的蓄積過程にかんする叙述を冒頭におくべきだ、と考えたことも無益ではなかった

〔3〕 根源的蓄積過程にかんする叙述を冒頭におくべきだ、と考えたことも無益ではなかった 何十年も前に、私が当初、ソ連製の経済学教科書の圧縮版のような二つの本を読み比べて、経済学の本では、資本の根源的蓄積過程(本源的蓄積過程、原始的蓄積過程と…

〔2〕 われわれは『資本論』の冒頭の商品におのれを見る

〔2〕 われわれは『資本論』の冒頭の商品におのれを見る 『資本論』の冒頭の商品は労働力商品である。したがってまた同時に、それは、労働力商品によってつくりだされたところの資本制商品である。 『資本論』を読むわれわれは、この商品におのれを見る。わ…

 〔1〕 『資本論』は、生産者を収奪した資本主義の成立史からはじまっていなかった  

〔1〕 『資本論』は、生産者を収奪した資本主義の成立史からはじまっていなかった 私は、若いころ、受験勉強をし競争をしていい学校に入り、いい会社に就職して、いい生活をすることをめざす、というこの社会を変えなければならない、と考えていた。考えな…

『資本論』の第一巻的アプローチと第三巻的アプローチ

『資本論』の第一巻的アプローチと第三巻的アプローチ われわれは、マルクスの『資本論』の展開を深くつかみとるために、それの第一巻と第三巻とのアプローチの違いについて考察しなければならない。 『資本論』は、資本制生産の普遍本質論をなすのであって…

「資本論」の展開の背後のマルクスの論理、マルクスの主体そのものをわれわれはつかみとらなければならない

「資本論」の展開の背後のマルクスの論理、マルクスの主体そのものをわれわれはつかみとらなければならない 私は、前回の文章(4月27日のこのブログ)で次のように書いた。 「……したがって、この搾取を廃絶するためには、労働者は、みずからの労働力を商…

AIの導入から出発して、搾取の暴露へ、搾取の廃絶へ、と自分自身で展開するのはなかなか難しいのかもしれない

AIの導入から出発して、搾取の暴露へ、搾取の廃絶へ、と自分自身で展開するのはなかなか難しいのかもしれない 職場へのAI(人工知能)技術・ICT(情報通信技術)の導入ということから出発して、資本制的搾取の暴露へ、資本による労働の搾取の廃絶の意…

不破哲三の言う「マルクスの「発生論的方法」」なるもの

不破哲三の言う「マルクスの「発生論的方法」」なるもの 日本共産党は、不破哲三がマルクスの『資本論』の方法を「発生論的方法」というように論じていることについて、次のように解説している。 「講義第1回では、マルクスの「発生論的方法」が詳しくとり…

日本共産党の、不破哲三の『資本論』解説の解説——「市場経済」活用論とその基礎づけ

日本共産党の、不破哲三の『資本論』解説の解説——「市場経済」活用論とその基礎づけ 日本共産党は、不破哲三の『資本論』解説を次のように解説する、 「さらに、『57~58年草稿』の「序説」として書かれた「経済学の方法」をとりあげて、理論的な研究を…

武器の輸出に狂奔する高市政権を、労働者階級の団結の力で打倒しよう!

武器の輸出に狂奔する高市政権を、労働者階級の団結の力で打倒しよう! 極右・高市政権は、武器の輸出に大々的にのりだした。政府は、輸出品目を救難や輸送などの「5類型」に限るとした規定を撤廃し、殺傷・破壊能力のある武器を輸出しうることを原則とした…

戦争と弾圧のための憲法改悪を労働者階級の団結の力で阻止しよう! 極右・高市政権打倒!

戦争と弾圧のための憲法改悪を労働者階級の団結の力で阻止しよう! 極右・高市政権打倒! 自民・維新の与党は、緊急事態条項に照準をあわせて、憲法の改悪を一気におしすすめることを画策している。 これは、新たな戦争体制を整えるためのものである。政府・…

国家情報局の設置法案の衆院委員会・本会議での採択阻止! 治安弾圧機関=日本版CIAの設立粉砕!

国家情報局の設置法案の衆院委員会・本会議での採択阻止! 治安弾圧機関=日本版CIAの設立粉砕! 政府・与党は、来週にも、国家情報局の設立法案を衆院内閣委員会と本会議で採決することを策している。国民民主党は「インテリジェンス機能の強化に、大き…

日本版CIA=国家情報局の設置を労働者階級の団結の力で粉砕しよう!

日本版CIA=国家情報局の設置を労働者階級の団結の力で粉砕しよう! 政府・支配階級は、国家情報局の設置を急いでいる。政府は、インテリジェンス(情報収集、分析)の司令塔機能を強化すると称して国家情報会議設置法案を国会に上程し、審議を開始した。…

トランプ政権がホルムズ海峡を逆封鎖。アメリカ帝国主義のイラン軍事侵略粉砕!帝国主義打倒!自国政府打倒!

トランプ政権がホルムズ海峡を逆封鎖。アメリカ帝国主義のイラン軍事侵略粉砕!帝国主義打倒!自国政府打倒! アメリカ国家権力者トランプは、4月12日に、アメリカ海軍がホルムズ海峡への「あらゆる船舶」の出入りを封鎖する措置をはじめる、と表明した。…

イラン和平協議は、権力者どもが自己の利害を貫徹するためのものだ!帝国主義打倒!自国政府打倒!

イラン和平協議は、権力者どもが自己の利害を貫徹するためのものだ!帝国主義打倒!自国政府打倒! 今日4月11日、アメリカ政府とイラン政府は、パキスタン政府の仲介で和平の協議をしようとしている。アメリカ国家権力者は、イランへの軍事侵略に行き詰ま…

必要労働と剰余労働にかんするマルクスの規定

必要労働と剰余労働にかんするマルクスの規定 マルクスは次のように書いている。 「……新たに創造された価値により投下可変資本の価値だけを填補するのであるから、価値のこの生産は単なる再生産として現象する。だから、私は、労働日のうち、この再生産が行…

帝国主義は領土・勢力圏の拡大と資源の略奪のために軍事的に侵略するんだ、こんな帝国主義を打倒しよう!と論議しよう

帝国主義は領土・勢力圏の拡大と資源の略奪のために軍事的に侵略するんだ、こんな帝国主義を打倒しよう!と論議しよう 帝国主義は領土・勢力圏の拡大と資源の略奪のために軍事的に侵略するんだ、イランに侵略しているアメリカは帝国主義なんだ、こんな帝国主…

この四つ組の図を使って論議し、組合員や組合役員や労働者や学生を、マルクス主義者=共産主義者に変革しよう!

この四つ組の図を使って論議し、組合員や組合役員や労働者や学生を、マルクス主義者=共産主義者に変革しよう! わが仲間が、このような四つ組の図をつくってくれた。私は、残念ながら、パソコンでこのような図を描く技術性をもっていない。 国を守らなけれ…

「イランを石器時代に逆戻りさせるつもりだ」とトランプが宣言。軍事侵略する帝国主義を打倒しよう!

「イランを石器時代に逆戻りさせるつもりだ」とトランプが宣言。軍事侵略する帝国主義を打倒しよう! アメリカ帝国主義国家権力者トランプは、「イランを石器時代に逆戻りさせるつもりだ。今後2・3週間、激しく攻撃する」と宣言した(日本時間で4月2日1…

航続距離1000キロ超の先制攻撃用の自爆型無人機を日本軍に装備することを画策する高市政権を打倒しよう!

航続距離1000キロ超の先制攻撃用の自爆型無人機を日本軍に装備することを画策する高市政権を打倒しよう! 政府・与党は、長距離の攻撃を遂行するための無人機を自衛隊に導入する、という構想のもとに、その具体的な検討に入った。年内に改定する防衛力整…