「2度も資産を接収された」とエクソンモービルは、ベネズエラへの投資を拒否。凶暴な帝国主義的侵略粉砕!
トランプは、アメリカの石油独占企業約20社の幹部を集めて、ベネズエラの石油採掘再建への1000億ドル(約15兆7600億円)の投資を呼びかけた。「中国もロシアもわれわれから石油を購入できる」というように、儲かるんだ、と宣伝した。
だが、一社を除いてみんなそっぽを向いた。
最大企業エクソンモービルの最高経営責任者(CEO)ダレン・ウッズは、「われわれは過去に2度も資産を接収された。いまのベネズエラの法的、商業的な枠組みでは投資できない。大きな変化が必要だ」、と投資を拒否した。
「生産量を50%増やす」と応えたのはシェブロンの幹部のみであった。この幹部がこのように応じたのは、シェブロンがベネズエラでいまも権益を保有し操業している唯一のアメリカ企業であり、今後トランプの目論見が破産しても、現有の資産を接収される心配はなく、現在の生産のその量を増やすかぎりでは損をしないからである。
現在、アメリカ国家は、その軍事力を行使してベネズエラ産の原油を積んだ石油タンカーを拿捕することによって、ロドリゲス政権にアメリカ国家の言うことを聞かざるをえないように追いこんでいるだけである。マドゥロ一人が拉致されただけであって、これまでの政権の他のすべての閣僚の面々も、その階級的・政治的基礎も何ら変わってはいない。かつてアメリカ帝国主義の支配と搾取に苦しめられてきた労働者たちや貧困層の人びとは、ゲバラやカストロにあこがれて、さまざまにゆがめられたものであるとはいえ「社会主義」を渇望し抵抗の姿勢をしめしているのである。
ベネズエラのブルジョアジーとこれらの被支配階級のうえにたつロドリゲス政権は、中国政府やロシア政府がのりだしてくれることに望みを託しているのである。トランプ政権は、ベネズエラの重質油にかんしては、その大半を中国に売る以外にないのである。
トランプ政権は、ロドリゲス政権をコントロールするために、軍事力による海上封鎖と石油タンカーの拿捕とこのタンカーの原油を売却した代金を手段とすることを策しているのである。打つ手がない分、それだけにトランプ政権は凶暴なのである。みずからのこの凶暴性を基礎づけるためのイデオロギーがドンロー主義にほかならない。
トランプ政権によるこのような帝国主義的侵略を粉砕しよう!
中南米の労働者たちと貧困層に人びと、アメリカの労働者階級、全世界のプロレタリアートは、ともに団結し、みずからを階級として組織し、プロレタリア・インターナショナリズムの立場にたって、東西の帝国主義とすべての資本主義国家権力を打倒するためにたたかおう!