2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧
朝顔のカーテンその2です ブログを書く時間がとれないので、写真で間をもたせています。
少し休憩 まだ残暑が厳しいですね。 朝顔のカーテンです。
〔12〕 使用価値をゴジラ化して捉える誤謬――商品の使用価値と使用価値としての使用価値 マルクスは使用価値について次のように書いている。 「使用価値は、使用または消費においてのみ、みずからを実現する。諸使用価値は、富の――その社会的形態がどうあろ…
〔11〕 使用価値と価値 第二パラグラフ以下では、始元としての商品の一契機をなすところの、それの論理的に抽象的な諸規定が論述されている。この論述は、始元を出発点とする上向的展開における下向的分析といえる。 ここでは、資本制生産を物質的基礎とし…
〔10〕 『資本論』の冒頭にもどる――商品 資本が賃労働をどのようにして搾取するのかということの基本的な構造をみたうえで、『資本論』の冒頭にもどる。 私がこのような順番で論じてきたのは、私のこの文章を読んでくれる若者たちとすべての人たちに、今日…
〔9〕 人間生活の永遠的な自然条件としての労働過程 マルクスは『資本論』第一巻第三篇第五章の第一節において、労働過程の諸規定を明らかにしている。この節の最初の一パラグラフと最後の部分を取り去るならば、その論述は労働過程一般の諸規定を明らかに…
〔8〕 労働過程と価値増殖過程 商品が使用価値と価値との直接的統一をなすのと同様に、資本の直接的生産過程は労働過程と価値増殖過程との直接的統一をなす。 資本家が生産手段の使用価値とともに労働力商品の使用価値を消費することによって商品が生産され…
〔7〕 論理的なものと歴史的なもの 貨幣の資本への転化は流通界においておこなわれるのであり、かつ流通界においておこなわれるのではない。この論理的把握は資本発生の弁証法と呼ばれる。これは、貨幣から資本がどのようにしてうみだされるのかということ…
〔6〕 商品=労働市場と直接的生産過程 資本家の幼虫である貨幣所有者は、商品=労働市場にみずからの貨幣を投じて、一方では生産手段を買い、他方では労働者の労働力を買う。封建制的な身分的紐帯から自由であると同時に生産手段から自由である、つまり生…