労働
〔32〕 抽象するというように頭を働かせることについて——マルクスは現実の労働をどのように抽象したのか マルクスは『資本論』で労働過程について論じたときに、ミツバチとの対比で建築師を挙げている。建築師は自分の目的を実現するために労働するのだ、…
〔27〕 『資本論』が普遍的抽象のレベルにおいて展開されていることは、「労働の質」の規定を見るとわかる マルクスは『資本論』を、資本制生産の直接的現実を下向的に分析し、その普遍的抽象のレベルにまでほりさげて、この理論的レベルにおいて叙述して…
〔20〕 賃金――労働力の価値の労働の価格への転形 マルクスは『資本論』第一巻の「第六篇 労賃 第十七章 労働力の価値または価格の労賃への転形」において、労賃すなわち賃金について論じている。 その章は次の言葉をもってはじまる。 「ブルジョア社会の表…
〔19〕 生産された商品の価値構成と生きた労働 マルクスは「第七章 剰余価値率」において次のように展開している。 「剰余価値は、v、すなわち労働力に転態された資本部分について起る価値変動の結果にすぎず、かくしてv+m=v+Δv(vプラスvの増加分)である…
〔18〕 直接的生産過程の分析にたちもどる――生きた労働の二面的性格 われわれは、『資本論』の最初に展開されている商品の諸規定について学んできた。ここで、その前に学習したところの、直接的生産過程の分析にたちもどろう。 われわれは、商品の二要因た…
〔13〕 使用価値の実体と価値の実体――実体 商品の実体はこれに対象化されている労働であり、商品に対象化されている労働は、使用価値の実体としては具体的有用労働と規定され、価値の実体としては抽象的人間労働と規定される。このように、商品に対象化さ…
〔9〕 人間生活の永遠的な自然条件としての労働過程 マルクスは『資本論』第一巻第三篇第五章の第一節において、労働過程の諸規定を明らかにしている。この節の最初の一パラグラフと最後の部分を取り去るならば、その論述は労働過程一般の諸規定を明らかに…
〔8〕 労働過程と価値増殖過程 商品が使用価値と価値との直接的統一をなすのと同様に、資本の直接的生産過程は労働過程と価値増殖過程との直接的統一をなす。 資本家が生産手段の使用価値とともに労働力の使用価値を消費することによって商品が生産されるの…
必要労働と剰余労働にかんするマルクスの規定 マルクスは次のように書いている。 「……新たに創造された価値により投下可変資本の価値だけを填補するのであるから、価値のこの生産は単なる再生産として現象する。だから、私は、労働日のうち、この再生産が行…
来年の決意 来年もまた、労働者をうまく搾取するために、労働者を搾って搾って搾って搾って搾ってムチ打ってまいります ——高市早苗
「はたらく細胞」 読売新聞の「USO放送」欄に次のようなのが載った(12月12日) 「はたらく細胞」 私も推奨します —高市首相 (兵庫・サイちゃん) 高市は、労働者たちを「はたらく細胞」として、徹底的にこき使い、搾取をよりいっそう強化することを…
新語・流行語大賞 高市早苗「働いて働いて働いて働いて働いてまいれ」 新語・流行語大賞が決まった。 それは、「女性首相」高市早苗の言葉だった。 「働いて働いて働いて働いて働いてまいれ」
「対象化された労働」という『経済学批判』でつかわれている概念でもって『資本論』を解釈すべきではない マルクスは、『経済学批判』でつかっていた「対象化された労働」「商品に対象化されている労働」という表現を、『資本論』おいては基本的にはつかって…
マルクスが『資本論』で明らかにしている「実体」の規定 マルクスは次のように書いている。 「さて吾々は、労働諸生産物の右の残りものを考察しよう。それらになお残っているのは、幻のような同じ対象性に外ならず、無区別な人間的労働の・すなわちその支出…
マルクスが『資本論』で明らかにした労働にかんしては、これを生きた労働というように把握すべきではないか 「実体」という概念と「担い手」という概念にかんしては、マルクスにしたがって、この両者を区別すべきではないか、ということを、私は提起した。こ…
介護「原則2割負担」の構想。搾取しつくしたうえでの退役労働者からの収奪の強化をゆるすな! 読売新聞は次のように報じた(11月12日朝刊)。 <介護2割負担「拡大必要」 財務省 現役負担増 抑制へ> <介護保険サービス利用者の自己負担を巡り、財務…
労働組合の会議の「場」と「われわれ」たる労働組合そのものとを混同してはならない 自分は、労働組合の一員であるとしよう。組合の役員であるのか、一組合員であるのかを問わない。 労働組合をわれわれが活動する「場」と感覚し、そのように言語的に表現す…
スターリン主義者による『資本論』の冒頭の商品論の単純商品生産論的解釈に孕まれていたもの 戦後、スターリン主義経済学者たちは、『資本論』の冒頭の商品論の理解をめぐって論争した。ある者は、この冒頭の商品にかんして、単純商品生産にかんして展開して…
<移民の街に恐怖と怒り>というロサンゼルス発の記事 <移民の街に恐怖と怒り トランプ氏に退陣要求>という記事が「読売新聞」(2025年6月11日朝刊)に載っていた。ここに転記する。 <【ロサンゼルス=後藤香代】抗議デモが続く米ロサンゼルスに州…
JA全農の幹部+森山幹事長と小泉進次郎の暗闘。コメ価格の行方。これらの者どもを打倒しよう! JA全農の幹部と自民党の森山幹事長が結託して小泉進次郎と暗闘をくりひろげているようだ。 こう私が言うのは、週刊誌の今日の新聞広告に、<ブレーンが告発…
7日の東京株式市場は史上3番目の2644円の下落。経済危機をのりきるための搾取の強化をゆるすな! 週明け7日の東京株式市場の日経平均株価の終値は、前週末比2644円ちょうど(7・83%)安の3万1136・58円となった。この下げ幅は、198…
マルクスを読んで、なにごとかを感じ考える人間になってほしい、と私は切に思う マルクスの「疎外された労働」を何度も読んだ人も、はじめて読む人も、ここにそのPDFファイルを掲載する「疎外された労働」(この訳がいいということではない。どの出版社の…
労働組合を主体として搾取反対の闘いを展開しよう!資本に生き血を吸い取られるのは我慢がならない! われわれは、労働組合を主体として展開する賃金引き上げの闘い、労働強化反対の闘い、ICT(情報通信技術)・AI(人工知能)の導入反対の闘いなどの諸…
反抗する老人に怒りをいだき、そうなった自己への嫌悪におちいることを突破するために 私が二階に届け物をしてエレベーターに乗ったとき、30代ぐらいの女性のベテランらしい介護労働者が乗りこんできた。ドアが閉まるかどうか。いきなり、彼女は言った。「…
介護労働者が大変——私が働いていた老人ホームでは 私は、いまは年をとりすぎて退職したが、70歳代半ばまで養護老人ホームの厨房で働いていた。調理補助つまり盛り付け・皿洗いの仕事だった。私が雇用されていた会社は、施設から給食の業務を委託されていた…
106万円の壁の逆突破=手取り減。——政府・自民党と国民民主党の労働者をだますための欺瞞。さらに玉木への脅し 政府・厚生労働省は、「106万円の壁」を撤廃するという方針を固めた、これは、「撤廃」と言っても、労働者の手取りを減らすものなのである…
生産性の向上という搾取の強化に反対する闘いを展開しよう! 現段階において独占資本家どもがおしすすめている生産性の向上の特質は何か。 それは、直接的生産過程、運輸・通信部門、流通部門、サービス業(インターネット・サービス業をふくむ)などへの、…
日銀はマイナス金利政策からの転換を決定。搾取の強化と物価高で労働者たちを苦しめることを基礎にした日本経済の危機ののりきり策だ! 日本銀行は、3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策から転換することを決めた。マイナス0・1%としていた…
トラック労働者はそれどころではない! 青森県知事、残業規制に猛反発「リンゴが運べず、ミカンに負ける」 「日経ビジネス」電子版は、次のように報じた。 <青森県知事、残業規制に猛反発 「リンゴが運べず、ミカンに負ける」 リンゴが1日で運べなくなり、…
実質賃金、昨年2・5%減。労働者みんなの大幅賃上げをかちとろう! 厚生労働省の発表によれば、2023年の実質賃金は、前年比2・5%減となった。2年連続の減少だ。春闘でかちとった賃上げ分よりも物価の上昇が上回っているのだ。こんなことでは生活し…