日銀はマイナス金利政策からの転換を決定。搾取の強化と物価高で労働者たちを苦しめることを基礎にした日本経済の危機ののりきり策だ!

日銀はマイナス金利政策からの転換を決定。搾取の強化と物価高で労働者たちを苦しめることを基礎にした日本経済の危機ののりきり策だ!

 

 日本銀行は、3月19日の金融政策決定会合で、マイナス金利政策から転換することを決めた。マイナス0・1%としていた政策金利を0〜0・1%程度(無担保コール翌日物レート)に引き上げるとともに、長期金利を低く抑えこむための長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)や上場投資信託ETF)などのリスク資産の買い入れを終了することも決定した。

 これは、日銀が物価2%目標を持続的・安定的に達成できる見通しがたったと判断したものであり、17年ぶりの利上げである。

 これは、「連合」の労働貴族どもがにぎる大企業の労働組合に少しばかりの賃上げを認めて労働者たちを懐柔しつつ、物価高で労働者たち・勤労者たちを生活苦に落とし入れるとともに、過酷な労働によって労働者たちの搾取を強化することを基礎にして、日本経済の危機ののりきりをはかる日本独占ブルジョアジーの利害を体現したものにほかならない。

 労働者・勤労者たちは、独占資本家どもの搾取と収奪と抑圧をうちくだくために、階級的に団結しよう! この団結を基礎にして、すべての労働者の大幅な賃上げをかちとろう!