「連合」芳野会長の反労働者的言辞弾劾！——労働組合・職場で賃上げ闘争を実現しよう！

　労働組合員・組合役員のみなさん！

　組合のない職場でたたかう労働者のみなさん！

　労働者階級の闘いの現状をうちやぶり、大幅で一律の賃上げをかちとるためにたたかおう！

　2月1日、経団連の十倉会長との会談で、「連合」の芳野会長は次のようにのべた。

　「価格転嫁や価格交渉がことしの春闘の要だ。経団連の企業がその流れに先手をつけてもらうようにお願いしたい」、と。

　何という反労働者的言辞か。これは、労働者たちと労働運動を独占資本家どもと日本国家に奉仕するものへとよりいっそうがんじがらめにしていくことを策す、労働貴族の頭目の本性をあらわにしたものにほかならない。

　「価格転嫁」とは何だ。労働者たちが物価の高騰で苦しめられているときに、さらに物価を上げろと言うのか。これは、独占資本に利潤をよりいっそう増やさせたうえで、すなわち独占資本が労働者の生き血を吸って自己増殖することを保障したうえで、労働者をたぶらかすためにほんの少しだけ賃金を上げてくれ、とお願いするものである。

　芳野は〝中小企業の経営が苦しいことを念頭においているのだ〟と弁明するかもしれない。だが、中小企業の経営者が労働者たちのたっての賃上げの要求をのめないほどまでに経営が苦しいのは、自社に製品や部品を注文する諸独占体・大企業があくまでも納品価格の引下げを要求してくるからである。この独占資本家どもの策動をうちくだくために、中小企業の労働者たちと大独占体・大企業の労働者たちが、労働貴族どもの言辞の反労働者性をあばきだし、一致団結して、たたかうことが肝要なのである。

　先進的な労働組合員・組合役員たち、組合のない職場の労働者たちは、自分の職場で、このようなことめぐって論議し、労働者たちの自覚をたかめ団結を強化して、賃上げ闘争をたたかいぬこう！