資本論
商品の価値の規定は、対象化された労働を生きた労働との関係において考察しないことには明らかにできない 商品の価値の実体としての、この商品にふくまれている労働、この労働の量は、この対象化された労働を、この商品が生産される過程との関係において考察…
日米の両国家権力者は、その共同声明の冒頭にウクライナ問題をとりあげ、ロシアの侵略に対抗して、ウクライナをあくまでも西側の帝国主義陣営のもとに支配し、その労働者・人民を帝国主義的に搾取し収奪し抑圧する野望をあらわにした。 それは、「ロシアの行…
前途多難な水素ステーションの設置 政府は、水素で走るFCV(燃料電池車)の普及をはかるために、小型の水素ステーションの整備にのりだす方針だという(読売新聞、10月30日朝刊)。 FCVは、トヨタが、自社の立ち後れているEV(電気自動車)に対…
テスラ、株式時価総額1兆ドル超え 10月25日のニューヨーク株式市場でEV(電気自動車)大手テスラの株式の時価総額が1兆ドル(約110兆円)の大台をはじめて突破した。時価総額の1兆ドル超えは「GAFA」などの巨大IT企業がすでに達成している…
〔20〕 賃金――労働力の価値の労働の価格への転形 マルクスは『資本論』第一巻の「第六篇 労賃 第十七章 労働力の価値または価格の労賃への転形」において、労賃すなわち賃金について論じている。 その章は次の言葉をもってはじまる。 「ブルジョア社会の表…
〔19〕 生産された商品の価値構成と生きた労働 マルクスは「第七章 剰余価値率」において次のように展開している。 「剰余価値は、v、すなわち労働力に転態された資本部分について起る価値変動の結果にすぎず、かくしてv+m=v+Δv(vプラスvの増加分)である…
〔18〕 直接的生産過程の分析にたちもどる――生きた労働の二面的性格 われわれは、『資本論』の最初に展開されている商品の諸規定について学んできた。ここで、その前に学習したところの、直接的生産過程の分析にたちもどろう。 われわれは、商品の二要因た…
〔17〕 商品A=商品B――価値鏡 「x商品A=y商品B すなわち、x量の商品Aはy量の商品Bに値する。」(長谷部訳、青木書店版、一三四頁) 「あらゆる価値形態の秘密は、この簡単な価値形態のうちに潜んでいる。だから、これの分析は本来的な困難を呈する。…
〔16〕 価値形態――貨幣形態の論理的な発生史・すなわち・価値形態の発展の論理的解明 『資本論』の「第一部 資本の生産過程」「第一編 商品と貨幣」「第一章 商品」において「第一節 商品の二要因――使用価値と価値」「第二節 商品で表示される労働の二重性…
〔15〕 商品およびこれにふくまれている労働の質的側面と量的側面――「質」という規定について マルクスは、商品の使用価値および価値を、商品の質的側面および量的側面と規定している。それとともに、商品の使用価値の実体をなす具体的有用労働および商品…
〔14〕 商品の価値の大いさ ある商品が他の商品をみずからに等置することによって、これらに対象化されている労働の有用的性格は消失し、これらの労働は等質なものとなる、すなわち価値の実体として抽象的人間労働という規定をうけとる、とともに、それぞ…
〔13〕 使用価値の実体と価値の実体――実体 商品の実体はこれに対象化されている労働であり、商品に対象化されている労働は、使用価値の実体としては具体的有用労働と規定され、価値の実体としては抽象的人間労働と規定される。このように、商品に対象化さ…
朝顔のカーテンその2です ブログを書く時間がとれないので、写真で間をもたせています。
〔11〕 使用価値と価値 第二パラグラフ以下では、始元としての商品の一契機をなすところの、それの論理的に抽象的な諸規定が論述されている。この論述は、始元を出発点とする上向的展開における下向的分析といえる。 ここでは、資本制生産を物質的基礎とし…