日本独占ブルジョアジーの石破への本音と危機意識

日本独占ブルジョアジーの石破への本音と危機意識

 

 読売新聞は<始動 石破体制(中)日米同盟 摩擦懸念も>という記事で次のように書いた。

 

 <石橋氏はアジア版NATO北大西洋条約機構)の創設の必要性も訴える。><「米英同盟なみの『対等な国』として日米同盟を強化する」と訴えた。>

 <慶応大の細谷雄一教授は「アジア版NATOを発足させたとして、日本は加盟国の義務をはたせる状態にない」と指摘する。

 石破氏の提案について、米側には警戒する向きもある。米紙ニューヨーク・タイムズは「岸田路線からの決別だ」と報じた。同盟関係を混乱させるような言動は中国、ロシア、北朝鮮を利することになりかねない。石破氏には現実を踏まえたバランス感覚が求められる。(政治部 横堀裕也)>

 

 これは、日本独占ブルジョアジーの石破への本音と危惧を代弁したものだ、と言える。読売新聞首脳部は、日本の独占資本家どもの意志を体現し、これを宣伝することを自分たちの任務と考えているからである。

 日本独占ブルジョアジーの言いたいことは次のようなものである、と言える。——

 石破の「日米同盟を対等なものとする」という意向はよくわかる。日本をアメリカからもっと自立させたい、というその日本ナショナリズムは大いに買う。だが、アメリカ本土への攻撃をふくむアメリカへのあらゆる攻撃にたいしてアメリカを防衛するために日本が戦争に打って出るには、日本の軍事力は圧倒的に足りないではないか。憲法第九条を変えることも実現できていないではないか。石破は、アジア版NATOの創設を言う割には、日本の軍事力増強の努力と憲法第九条の改定の意欲が足りないではないか。——

 読売新聞の記事にこめられたものは、これである。

 石破は尻をたたかれた。石破は、日本帝国主義国家権力者として、どのような行動に打って出るのであろうか。

 労働者・勤労者・学生・知識人は、日本政府による軍事力増強と憲法改悪と日米軍事同盟の強化を粉砕するために、階級的に団結してたたかおう!

 東西帝国主義陣営の軍事的抗争を打ち砕くために、プロレタリア・インターナショナリズムの立場にたって、国際的に階級的に団結してたたかおう!