生起した事態をおのれの問題としてうけとめ、これを分析し、何が問題なのかをえぐりだし、実践の指針を構想する
自分は、参政党が「日本人ファースト」と叫んだという事態についてどう考えるのか、ということを念頭において、これから書くことを読み考えてほしい、と思う。
われわれは、生起した事態に対決し、この事態をおのれの問題としてうけとめ、この問題を解決するために、この事態を分析し、この事態にはどのような問題がはらまれているのかということをえぐりだし(すなわち、ほりさげて考え)、われわれはこの事態にどういう態度をとり、われわれが直面している現実をわれわれはどのように変革すべきなのか、ということを明らかにしなければならない。われわれは、この現実を変革するためのわれわれの実践の指針を構想しなければならない。
われわれがこのように頭をまわしていくことは、われわれが対象的現実を分析するというばあいとでは、われわれがわれわれのプロレタリア的価値意識を貫徹して下向的にほりさげていく、という点では同じなのであるが、対象的現実を分析するということにとどまるわけではない。上に書いたすべてをふくむのである。われわれは、上に書いたことを一挙に同時におこなうのである。自分がどのように頭をまわしているのかということを見るためには、一挙に同時におこなっているところのものを、割って分化し、自分がどのように考えているのかというように・その思惟の過程として自己洞察しなければならない。
上に書いたすべてをふくという意味においては、われわれは、生起した事態をおのれの問題としてうけとめ、この現実から出発して、この問題について下向的にほりさげて考察するのだ、というように、「考察する」という表現をつかうことができるであろう。
われわれは、生起した事態について、ここにはどういう問題がはらまれているのかということを、下向的にほりさげて考察していかなければならないのである。
このように、われわれは問題を下向的にほりさげて考察する、という思惟能力を、自分の頭をそのようにまわしていく自己訓練によって、身につけていこう。
われわれは、答えとなるようなテーゼ(命題)を出発点にして考える、という思考法を克服しよう。

さらにほりさげ、何が問題なのかをえぐりだし、実践の指針を構想する