労働者たちを、戦争をする国家のもとに統合するための、日本人の血と国土のイデオロギーの貫徹をうち砕こう!
参政党がその憲法構想案にいう「日本は、稲穂が実る豊かな国土に、八百万の神と祖先を祀り……」という言葉は、日本の人びとに、その郷愁をそそり、その情感をゆさぶるものである。ここに、日本の支配階級の狙いがある。ここに、日本の支配階級が参政党などの極右勢力をみずからの手先として使う理由がある。これは、国家統合のイデオロギーである。
日本人は何万年も前から日本列島に住みつき、神々を祀り祖先からの血を脈々とうけついできた優秀な民族=人種なんだ、だから、この国を守り、親・きょうだいを守ろう、戦争のときには自分の命をささげよう、というように労働者・勤労者・学生たちをだますのに、もっとも好都合なイデオロギーが、これなのである。
大阪万博のマスコットも「ミャクミャク」だ。
外国人労働者を導入しつつ・同時に・この外国人労働者たちと日本の在来の労働者たちとを階級的に団結させることなく分断し、この両方の労働者たちを徹底的に搾取するためには、日本の在来の労働者たちに、外国人に敵愾心をもたせ、外国人をさげすむ意識を植えつけなければならない。そのためには、日本人はこんなに優秀なんだ、という日本人意識と優越感をもたせなければならない。——このように、日本の支配階級は考えているのである。この優越意識をつくるために彼ら支配階級が極右勢力をつかって流布しているのが、日本人の血と国土のイデオロギーなのである。
中国人はリゾート地を買い占める悪い奴らなんだ、と煽るときには、同時に、日本人は奴らと違ってもっと立派なんだ、という意識を植えつけることを、極右勢力と支配階級は狙っているのである。
中国がいつ台湾を攻めるかもしれない、北朝鮮がいつ日本にミサイルを撃ちこんでくるかもしれない、と煽るときには、極右勢力と支配階級は、祖先からの血を脈々とうけついできたこの国と日本人と親・きょうだいを守るために自分の命をささげるんだ、という意識を、労働者・勤労者・学生たちに植えつけることをたくらんでいるのである。お国のために自分の命をささげるという・この意識をつくるのが、日本人の血と国土のイデオロギーなのである。
このように若者たちを戦争に駆りたてるために、極右勢力は「日本は核武装すべきだ」「核武装はもっとも安あがりだ」と叫んでいるのである。
与党も野党も、日本の国益、国益、だ。やれ、石破政権はアメリカと合意文書をつくらなかったから、こんなことになるんだ。やれ、石破首相は、担当大臣任せだから駄目なんだ。やれ、アメリカ政府は、日本を特例の対象にすると言ったそうだが、いつのことになるかわからないじゃないか、などなど。
誰もかれも、どこもかしこも、資本家が労働者を搾取しているのをおおい隠し、資本家の国家である国のために、国のために、と叫ぶことに必死だ。
労働者たち・勤労者たち・学生たちは、戦争と搾取を廃絶するために、労働者国際主義を貫徹し、全世界のプロレタリアートと階級的に団結してたたかおう!