実質賃金またマイナス。資本家は賃上げ分を物価のつり上げで取り戻すのだ。さらに大幅な賃上げをかちとろう!

実質賃金またマイナス。資本家は賃上げ分を物価のつり上げで取り戻すのだ。さらに大幅な賃上げをかちとろう!

 

 厚生労働省の発表によれば、2024年2月の実質賃金は、前年同月比1・2%のマイナスとなった。これは過去最高と並ぶ23か月連続の減少である。いろいろごまかした政府の統計でさえ、こうなのだ。

 独占資本家どもは、わずかばかりの賃上げをして、「賃上げしたぞ。商品をもっと買え」、と労働者に消費を喚起しておいたうえで、自分たちが売る諸商品の価格をつり上げ、賃上げ分を上回る貨幣をふんだくるのである。労働者たちには、賃金を上げるためにもっと生産性を上げろ、と労働強度の強化を強いておいたうえで、である。これが、搾取と収奪を強化する独占資本家どものやり口なのだ。

 マルクスが言うように、賃金は力が決する。資本家階級に抗する労働者階級の団結の力である。

 独占資本家どものこのような策動をうちくだき、すべての労働者の大幅な賃上げをかちとるために、労働者たちは階級的に団結してたたかおう!