党の問題

党の問題

 

 労働組合員・組合役員のみなさん!

 組合のない職場でたたかっている労働者のみなさん!

 われわれが、この労働組合・この職場において創造すべき党組織、この党は、プロレタリア革命を実現するためのプロレタリア党である。この党は、既存の政党とは決定的に異なる。

 既存の政党はすべて、国会で多数をとるための党、選挙のための党である。だが、労働者階級は、現存するこのブルジョア国家の機関、国会・政府・裁判所などの何らかの国家機関をみずからの利益のためにつかうことはできない。労働者階級は、一切の現存の国家機関を解体しなければならない。

 労働者階級は、みずからを階級として組織して創造した組織、すなわち労働者評議会(ソビエト)を、新たな労働者国家の機関としなければならない。この労働者評議会がプロレタリア革命を遂行するための組織であると同時に、プロレタリアート独裁国家の実体的基礎をなす。この労働者評議会を創造するのが、われわれがつくりだすべきプロレタリア党なのである。

 われわれプロレタリア党は、不断の職場闘争・労働組合の闘いを組織し展開することをとおして労働者たち・組合員たちを変革しプロレタリア党に組織し、これを基礎にして、政治的経済的危機が成熟したという決定的瞬間において、組合員および非組合員をふくむすべての労働者を結集して(労働組合のない職場においても同様にすべての労働者を結集して)職場労働者評議会を創造しなければならない。われわれは、この職場労働者評議会を基底として、産業別的にも地区的・地方的にも労働者評議会をつくりだし、これを全国的に統一しなければならない。われわれは、この全国統一労働者評議会を主体として、ブルジョア国家権力を打倒し、プロレタリアート独裁権力を樹立するのである。

 われわれは、このような任務を遂行するプロレタリア党、この党の組織を、この労働組合に、この職場に、いま創造するのである。