プーチンと金正恩は軍事同盟を結んだ。東西両帝国主義陣営の軍事的抗争をうちやぶる反戦闘争を展開しよう!
ロシアのプーチンと北朝鮮の金正恩は、いずれかが攻撃をうけたばあいに相互に支援する条項を盛りこんだ条約を締結した。これは、両国家が軍事同盟を結んだ、ということにほかならない。
かつて1961年には、当時のソ連と北朝鮮は、有事に相互に支援する条項を盛りこんだ条約を締結したのであってが、ソ連崩壊後の1996年に失効した。2000年に両国は「友好善隣協力条約」を結んだのであったが、こういう条項は盛りこまれていなかった。今回この条約を結んだことに、ウクライナへの軍事侵略のために兵器が欲しいプーチンと、アメリカにむけての大陸間弾道弾の開発を完成させたい金正恩の野望があらわとなったのである。
習近平の中国は、両国の関係の強化を、東側帝国主義陣営を構成する諸国家の結束をはかるものとして歓迎すると同時に、朝鮮半島をめぐる情勢が緊迫することに身構えた。
日本帝国主義国家権力者とアメリカ帝国主義国家権力者は、ロシア・北朝鮮・中国に軍事的に対抗していくために、軍事力の強化と日米軍事同盟の強化をよりいっそうおしすすめていく姿勢を鮮明にした。
労働者たち・勤労者たちへの搾取と収奪と抑圧を強化してこのような軍事的抗争をくりひろげる東西帝国主義陣営の諸国家の諸策動をうちくだくために、全世界のプロレタリアート・人民は、プロレタリア・インターナショナリズムに立脚して、反戦闘争を展開しよう!