中国、軍事費7・2%増。東西帝国主義の軍事的抗争をうちやぶる反戦闘争を展開しよう!
全人代において、中国政府は、ことしの予算案を公表し、軍事費については去年と比べて7・2%多い、1兆6655億人民元(34兆8000億円余り)とすることを明らかにした。李強首相は、政府活動報告で「より実戦的な軍事訓練をおこない、国家の主権と安全、それに発展の利益を断固守る」と強調し、軍備を飛躍的に増強していくとともに軍事力の実践的な態勢を強化する、という姿勢と方針をしめした。
さらに台湾についても「台湾海峡両岸の関係を平和的に発展させ、祖国統一の大事業を揺るぎなく推し進める」と述べ、「祖国統一の大事業」を旗印としながら、アメリカ帝国主義、およびこれと同盟した日本帝国主義、そして台湾政府への軍事的対抗を強化していく態度を表明したのである。
これらの軍事的諸政策は、アメリカ大統領選挙にトランプが勝利することを見越して、ウクライナに侵略するプーチンのロシアと連携しつつ、アメリカ帝国主義を盟主とする西側帝国主義陣営との軍事的抗争に勝ちぬく、という国家意志を、中国帝国主義の習近平指導部が明らかにしたものにほかならない。
全世界の労働者階級・人民は、労働者・勤労者を搾取し収奪し抑圧する東西の帝国主義、この東西帝国主義の軍事的抗争をうちやぶる革命的反戦闘争を、プロレタリア・インターナショナリズムの立場にたって展開しよう!