自公過半数割れ。どの政党も労働者の利害に敵対する。議会主義の反プロレタリア性をあばこう!
衆院選は、自公の与党の過半数割れとなった。萩生田などの非公認で当選した人間を加えても足りない。立憲民主党は大幅増となったが、他の野党を牽引する力はない。
自民党は、首相指名については決選投票で石破が勝利し、少数与党のままで、野党の一部をとりこむことをねらっている、といえる。自民党が照準をあわせているのは、国民民主党であろう。国民民主党は、「政治とカネ」の問題を押しださず、自分たちの経済政策を取り入れてほしい、と自民党に懇願しているのだからである。
こんな連中が国会というブルジョア議会にたむろしているのである。すべての政党は、日本独占ブルジョアジーに認めてもらって国会でのし上がることに狂奔しているのである。日本共産党といえども、「修正資本主義」の路線をとり、労働者が搾取されつづけることを前提とする、というように、労働者の利害を裏切っているのだからである。
こういう連中が議員となって労働者を抑圧したり裏切ったりするために寄り集まっているのが国会なのであり、これを正当化するイデオロギーが種々の議会主義なのである。
労働者たちは、国会のこの階級的本質を自覚し、一切の議会主義から決裂して、決定的瞬間に労働者階級の階級としての団結形態たる労働者評議会(ソビエト)を創造することを意志して、労働組合で・また・労働組合のない職場で、労働者たちの団結を強化するためにがんばろう!