現代プロレタリア革命論の中心課題はソビエト(労働者評議会)創造の論理の解明である
マルクス=エンゲルスは『共産党宣言』を書いてイデオロギー闘争をやった。レーニンは『国家と革命』を書いてイデオロギー闘争をやった。われわれは、大衆運動の方針だけを解明し、それをめぐってイデオロギー闘争をやっていればよい、ということは決してない。
21世紀現代において、全世界のプロレタリアートがおのれの任務とするのはプロレタリア世界革命の実現であり、あらゆる国のプロレタリアートは、自国のブルジョア国家権力を打倒し、プロレタリアート独裁権力を樹立しなければならない。
ここにおいて決定的に重要となるのは、プロレタリアートがみずからを階級として組織する組織形態であり、ブルジョア国家権力を打倒する革命闘争の機関であって、そしてプロレタリアート独裁権力の実体的基礎をなすソビエト(労働者評議会)、このソビエトをどのように創造するのかという、われわれの実践の論理を、われわれが主体的に解明することである。
そのばあいに、出発点――ソビエトを創造する出発点であると同時にわれわれが解明する出発点――として、職場ソビエト(職場労働者評議会)・および・おおよそ市規模の業種別ソビエト(業種別労働者評議会)をどのように創造するのか、という論理を解明しなければならない。「おおよそ市規模」と表現したのは市をまたがるばあいがあるからである。
現代における諸企業は、多くの下請け・孫請け企業群を抱えているか、あるいは、自工場内に多くの社外工や業務委託先の労働者たちを抱えているかする。製造業の資本家どもは、こうした下請け・孫請け企業に、そして社外工や業務委託先の労働者として、外国人労働者をどしどし導入している。これらの労働者たちは——日本人の労働者たちをふくめて——、低賃金と過酷な労働に苦しめられているのである。彼らは、労働組合を結成しえないまでにバラバラに分断されているのであり、「連合」の労働貴族どもは、彼らの搾取が強化されることが日本経済の発展に資する、と考えているのである。
すでにヨーロッパ諸国では、これらの下層の労働者を移民の労働者が占めるようになっているのである。その比率は、日本よりも圧倒的に大きい。
われわれプロレタリア党は、わが党員がそのイデオロギー闘争の力と組織力を最大限に発揮して、すでに強化してきている労働組合を基盤にしつつ、親企業の労働者だけではなく、これらの下請け・孫請け企業の労働者や、社外工・業務委託先の労働者をふくめて、すべての労働者を組織して職場ソビエト(職場労働者評議会)を結成し、わが党員たちや左翼フラクションのメンバーたちやそしてこの闘いの過程で成長した労働者たちが中心となって、その代表機関を創造しなければならない。
それとともに、わが党員は、同業種の労働者として当面する闘争をめぐって労働組合間の連携をとってきていることを基盤として、おおよそ市規模の業種別ソビエト(業種別労働者評議会)を結成しなければならない。結成された市規模のこの業種別ソビエトは、諸企業の垣根をなくし、したがって既存の諸企業を解体し、経営者たちや管理者たちを一労働者として働かせて、市規模の当該業種のすべての労働と生産とそして他の業種・諸産業との連携を管理し遂行しなければならない。
そして、わがプロレタリア党と党員とソビエトの成員たちは、ただちに全国ソビエト(全国労働者評議会)の結成へと闘いをおしすすめていかなければならない。
これが出発点をなすのである。