トラック労働者はそれどころではない! 青森県知事、残業規制に猛反発「リンゴが運べず、ミカンに負ける」

トラック労働者はそれどころではない! 青森県知事、残業規制に猛反発「リンゴが運べず、ミカンに負ける」

 

 「日経ビジネス」電子版は、次のように報じた。

 <青森県知事、残業規制に猛反発 「リンゴが運べず、ミカンに負ける」

 リンゴが1日で運べなくなり、ミカンに負ける——。全国のリンゴ生産の6割を占める青森県の宮下宗一郎知事はトラックドライバーの残業規制強化に伴う拘束時間の上限引き下げに異議を唱え、拘束時間の上限を緩和するよう国に特例措置を要望した。全国一律に規制するのではなく、各地域の実情を考慮して欲しいと訴える。>

 トラック労働者たちは、超長時間労働を強いられているのである。しかも、わずかばかりの残業規制にも、青森県知事が猛反発するほどなのだ。さらには、残業が規制されれば、その分だけ、労働者たちは賃金が削られてしまうのだ。

 そればかりではない。トラック輸送業の資本家どもは、自企業で雇うトラック労働者の人数を減らすために、荷台を二つつないだトラックを労働者に運転させることをも策しているのである。これは猛烈な労働強化だ!

 このような現状と新たな策動をすべての労働者の階級的団結でうちくだこう! 超長時間労働を許すな! 猛烈な労働強化を阻止しよう! 大幅な賃上げをかちとろう!