安倍国葬、安倍賛美をテコとする支配体制の飛躍的強化を許すな!

安倍国葬、安倍賛美をテコとする支配体制の飛躍的強化を許すな!

 

 銃弾がどの部位から安倍の体に入りどの臓器を破壊したのかにかんして、権力側の発表は担当医の発表と大きく食い違った。何かが隠された。

 このことの政治的意味は、いま政府が安倍の大々的な国葬を策し、その準備を加速させていることに端的にしめされる。

 政府・支配階級は、安倍晋三を賛美するというかたちで日本国粋主義イデオロギーを流布し、このイデオロギーでもって日本の労働者・人民を強固に国家的に統合すること、そしてこの国葬に諸外国の首脳を呼び日本国家の威信を国際的に宣揚すること、さらにこの外国要人を警護し警備することを名目として警察および諜報機関を中心とする国家暴力装置の体制と態勢の万全の強化をはかること、これらを策しているのである。

 いま日本の政府・支配階級は、西側の帝国主義諸国の一員として、ウクライナを軍事的に支援し、ロシアへの経済制裁を強化しているのである。これは、サハリン2の天然ガスの日本独占体の利権と輸入が脅かされていることに端的にしめされているように、エネルギー源の入手の困難とその価格の高騰、諸原材料の価格の高騰、これらにもとづく生活必需品の価格の高騰を必然的にもたらすことになる。これらのことがらは、労働者・人民に容赦なくおそいかかってくるのである。このようなかたちで生活苦につき落とされ不満を鬱積させた労働者・人民をイデオロギー的にからめとり、みずからの支配のもとに強権的に組み敷くこと、これが、政府・支配階級の狙いなのである。

 政府・支配階級による強権的・軍事的な支配体制のよりいっそうの飛躍的強化を阻止するために、労働者・人民は階級的に団結し、不屈にたたかいぬこう!