記憶力は老人でも低下しない! 頭を使おう! 『資本論』を読もう!
5月22日の「読売新聞」の読書欄に、池谷裕二著『寝る脳は風邪をひかない』(扶桑社)の評(評者は女優の南沢奈央)が載っていた。紹介する。
「思い込みって凄い。記憶力の試験を、「高齢者の方が成績が悪い」と説明した上で行ったら実際にそのようになった一方で、言及しないで同じ試験をしたら若者と年配者で点数に差が出なかったという。脳は経年劣化しないのだ。」
そして南沢奈央は教訓をみちびきだす。
「知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれるかもしれない。例えば、中途半端な状態にしておくとその間に無意識で脳が作業してくれるというから、仕事を放置するにしても全く手を付けないよりは少しでも目を通す。」と。
私はこの女優を知らないが、このような教訓をみちびきだすということは、彼女はよく中途半端に頭を使っているのかもしれない。努力家なのかもしれない。
そうだ! 頭を使おう! 『資本論』を読もう! 全く手を付けないのではなく、たとえ中途半端であっても少しずつ読みすすめよう!