論理的なものと歴史的なもの
〔16〕 価値形態――貨幣形態の論理的な発生史・すなわち・価値形態の発展の論理的解明 『資本論』の「第一部 資本の生産過程」「第一編 商品と貨幣」「第一章 商品」において「第一節 商品の二要因――使用価値と価値」「第二節 商品で表示される労働の二重性…
〔12〕 使用価値をゴジラ化して捉える誤謬――商品の使用価値と使用価値としての使用価値 マルクスは使用価値について次のように書いている。 「使用価値は、使用または消費においてのみ、みずからを実現する。諸使用価値は、富の――その社会的形態がどうあろ…
〔3〕 根源的蓄積過程にかんする叙述を冒頭におくべきだ、と考えたことも無益ではなかった 何十年も前に、私が当初、ソ連製の経済学教科書の圧縮版のような二つの本を読み比べて、経済学の本では、資本の根源的蓄積過程(本源的蓄積過程、原始的蓄積過程と…
〔2〕 われわれは『資本論』の冒頭の商品におのれを見る 『資本論』の冒頭の商品は労働力商品である。したがってまた同時に、それは、労働力商品によってつくりだされたところの資本制商品である。 『資本論』を読むわれわれは、この商品におのれを見る。わ…
「資本論」の展開の背後のマルクスの論理、マルクスの主体そのものをわれわれはつかみとらなければならない 私は、前回の文章(4月27日のこのブログ)で次のように書いた。 「……したがって、この搾取を廃絶するためには、労働者は、みずからの労働力を商…
日本共産党の、不破哲三の『資本論』解説の解説——「市場経済」活用論とその基礎づけ 日本共産党は、不破哲三の『資本論』解説を次のように解説する、 「さらに、『57~58年草稿』の「序説」として書かれた「経済学の方法」をとりあげて、理論的な研究を…
教育労働者であるわれわれは、子どもをどのように教育すべきなのか 教育労働者であるわれわれ(以下、簡略に、われわれと表記する)は、自分がやっている労働である教育は、政府・文部科学省および支配階級に強制されたものである、ということを知っている。…
宇野弘蔵が、マルクスは単純商品生産者からなる一社会を想定した、とみなしたのはなぜか 宇野弘蔵は、次のように主張した。経済学原理論は、商品・貨幣・資本という流通形態にかんする論述からはじめるべきであって、冒頭の商品論においては商品の価値の実体…
『資本論』の体験 〔1〕 『資本論』は、生産者を収奪した資本主義の成立史からはじまっていなかった 私は、若いころ、受験勉強をし競争をしていい学校に入り、いい会社に就職して、いい生活をすることをめざす、というこの社会を変えなければならない、と考…