ソフトバンクグループの株式時価総額がトヨタを抜いた。労働者の搾取を強化するためにAIの開発に賭ける独占資本家ども
6月1日の東京株式市場で、ソフトバンクグループ(SBG)の株価が上昇し、時価総額でトヨタ自動車を抜いて日本企業トップとなった。首位交代は、2003年12月以来、22年半ぶりである。
これは、AI(人工知能)開発企業およびその半導体関連の企業が格段に伸長していることにもとづく。
5月31日に、SBGは、フランスでAI向けデータセンター(DC)を整備する計画を発表した。これの投資額は、最大750億フラン(約13兆9000億円)にのぼる見通しである。これは、SBGにとってヨーロッパで初めてとなる大規模なAIインフラ投資となる。
SBGは、アメリカではオープンAIなどと共同で総額5000億ドル規模の投資計画「スターゲート」を策定し推進している。SBGはこのオープンAI自身に出資しているのであって、このオープンAIは今年中に株式を上場することを計画しているのである。
自企業を国際的な独占体として形成し連携している全世界の独占ブルジョアジーは、みずからの延命をかけて労働者たちを徹底的に搾取するために、AIの技術の開発とその普及に全力を傾注しているのである。
あらゆる生産部門・流通部門において、資本家どもは、AIをつかった全社的規模の生産および管理のシステムを導入するばかりではなく。労働の現場そのものにおいて、労働者たちに自分たちの仕事をよりいっそう効率的におこなうように情報を収集し管理するシステムを、AIを使って開発することを強制しているのである。仕事をよく知っている労働者たちが、これまでは各自が諸情報を調べていたのを、タブレットを見るだけで次に何をやればいいのかがわかるようにするために、そのシステムを開発せよ、とAIに指示するならば、AIはそれを開発するのである。そうすると、労働者たちは各自がやっていた諸情報を調べるという手間がはぶける、ということになるのである。そして、その分、諸作業を多くやらされる、ということになるのである。資本家どもは、このことを生産性の向上というように、労働者たちの頭にたたきこむのである。
われわれは、労働者たちと、これが、現段階におけるAIをつかっての資本主義的生産様式の発展なのであり、搾取の強化なのだ、このようにして発展する資本主義的生産様式そのものを廃絶しよう、というように論議し、労働者階級の自己解放を実現する主体へと彼らを変革していかなければならない。
断固として、この闘いを遂行していこう!
