自民党内極右・高市早苗の煽動の手口。煽情的だ。イタリアのメローニと似ている
高市は演説した。「大和の国で育ちました。」「奈良の鹿を蹴り上げる外国人がいる。」「奈良の神社の鳥居にぶら下がる外国人がいる。」「古来の伝統を守るために体を張る。」と。
これが、大衆を煽動する高市の手口だ。煽情的だ。聞いている大衆の情緒に訴えて、バッとからめとるものだ。こういうことをヒトラーはやってきたし、ムッソリーニもやってきたし、いま参政党の神谷宗幣がやっている。
「大和の国」といわれると、聞いている人たちは「おっ、古都奈良」と思うし、「大和朝廷」「天皇」というようにイメージが浮かんでくるのである。「奈良の鹿」といわれると、若草山の鹿の像が浮かぶし、「蹴り上げる外国人」といわれると、悪い奴だ、と思うのである。「神社の鳥居」といわれると、厳かな気分になるし、「ぶら下がる外国人」といわれると、なんて奴だ、と思うのである。
多くの人たちはこんな気分になるのである。そして「古来の伝統のために体を張る」といわれると、卑弥呼のような像が浮かんで。頼もしい女だ、と鼓舞される情感をもつのである。
これが煽動者の狙いなのである。情緒に訴えるように言われると、聞いている者は、言われたことの真偽に頭がいくよりも前に、気分が高ぶるようにしむけられてしまうのである。
これが、戦前には、戦争に勝利したという勇ましい声への熱狂であった。いまは、いにしえの大和に誘う声が、労働者たちに、自分が資本家どもによって過酷な労働を強いられ搾取されているということを忘れさせ、貧富の差はあろうともすべての人は日本人だ、という意識を植えつけられていくのであり、ことあらば、国と親・きょうだいを守るために戦わなければならない、という気分へと導かれていくのである。
このような煽動に惑わされてはならない。いま・ここで、この煽動の正体を見ぬき・うち砕かなければならない。
メローニは言った。「私はジョルジャ、女であり母でありイタリア人でありキリスト教徒、それを誰にも奪わせない!」と。情熱的だ。そして戦闘的だ。極右分子は、このように自分の意志を表出し、叫ぶのである。そのようにして、聞いている者たちを、自分のもとに引きずりこむのである。高市も「体を張る」と言った。
これが、労働者たちとその他の諸階級・諸階層の人たちに、ナショナリズムを貫徹するための極右分子の手口なのである。労働者たちに自分が搾取されていることを忘れさせ、あらゆる人たちに、戦争に反対し平和を希求する意志を、いざ戦争になるならば、同じ血をひき・伝統を守ってきた・この国のすべての人びとを守らなければならないという意識へと転換するように誘っていくための極右分子の手口なのである。
労働者たち・勤労者たち・学生たちは、このことを見ぬき、極右ファシズム運動を粉砕するために、このような勢力とたたかう組織として、労働組合やあらゆる大衆団体を強化して、たたかいぬこう!

奈良の鹿