
米軍地上発射型中距離ミサイルシステム・タイフォンを岩国基地に展開。中国・北朝鮮への日米共同の先制攻撃態勢の構築だ!!
NHKは次のように報じた(9月15日)。
<米軍地上発射型中距離ミサイルシステム・タイフォン公開 岩国>
<アメリカ軍は新たに開発した地上発射型の中距離ミサイルシステム「タイフォン」を日本に初めて展開させ、15日、山口県岩国市のアメリカ軍岩国基地で公開しました。
アメリカ軍が新たに開発した地上発射型の中距離ミサイルシステム「タイフォン」は、巡航ミサイル「トマホーク」を発射でき、射程1600キロのタイプであれば、岩国基地から東シナ海、そして中国の一部に届く能力があります。
アメリカ軍は、今月11日からの自衛隊との大規模な共同訓練で、九州・沖縄など各地で離島防衛を想定した訓練を実施していて、初めて地上発射型の中距離ミサイルシステムを日本の基地に展開させました。
地上発射型の中距離ミサイルについて、アメリカは、冷戦末期に旧ソビエトと結んだ核軍縮条約で保有してこなかった一方、中国は大量に生産、配備してきました。
このためアメリカ軍は条約の失効後に開発を急ぎ、インド太平洋地域への配備を目指していて、去年初めてフィリピンに展開させていました。
ウェイド・ジャーマン部隊司令官は、「今回、我々は自衛隊とともに厳しく現実的な訓練を実施する機会を得ており、必要に応じて戦う準備を整えられることを確認する。岩国基地では航空基地と港湾の両方でタイフォンを展開するさまざまな運用形態を検証する機会となる」と話しています。
一方、今回の展開について中国とロシアは反発を強めています。
【米軍「タイフォン」とは】
アメリカ軍の「タイフォン」は、新たに開発された移動可能な地上発射型の中距離ミサイルシステムで、さまざまな領域で作戦を展開するアメリカ陸軍のマルチ・ドメイン・タスクフォースが運用しています。
システムは巡航ミサイル「トマホーク」と対空ミサイル「SM6」を発射できます。
アメリカは冷戦末期に旧ソビエトと結んだINF=中距離核ミサイルの全廃条約で、地上発射型の中距離ミサイルを保有してこなかった一方、中国は中距離ミサイルの生産と配備に力を入れ、少なくとも1800発以上を保有していると分析されています。
このためアメリカ軍は、中国軍との間で中距離ミサイルの能力に大きな差があるとして危機感を強め、2019年のINF全廃条約の失効後、開発を急ぎ、インド太平洋地域への配備を目指してきました。
そして去年、フィリピンで実施した訓練で初めて「タイフォン」を展開し、今回、初めて日本にも展開させました。>
アメリカ軍は、地上発射型の中距離ミサイルシステム「タイフォン」を日本で初めて岩国基地に展開し、自衛隊との共同軍事演習をおこなった。このタイフォンは、巡航ミサイル「トマホーク」と対空ミサイル「SM6」を発射するためのものなのである。
アメリカ国家権力者と日本国家権力者は、中国および北朝鮮の軍事基地にトマホークを撃ちこむというかたちで先制的に攻撃する体制と態勢を構築するために、今回の日米共同軍事演習において、タイフォンを岩国基地に展開したのであり、これ見よがしに公開して見せたのである。
日本の独占資本家階級とその手先たる参政党などの極右勢力は、このような先制攻撃のために必要な国内支配体制を構築するために、治安維持法・特高警察型の治安弾圧体制を築くことを画策しているのであり、スパイ防止法の制定を急いでいるのである。
支配階級と極右勢力による新たな戦争体制の構築の策動をうち砕くために、労働者たち・勤労者たち・学生たちは、労働者階級として階級的に団結し、労働者国際主義を貫徹してたたかおう!