読売新聞に[参政党分析]。日本の支配階級と参政党が狙う、新たな戦争体制の構築を阻止しよう!
読売新聞は、[参政党分析]という連載をはじめた。その<1>は<SNS炎上 原動力に>である(2025年8月26日朝刊)。
その記事は次のようにはじまる。
<今月9日、福岡市・警固公園。参政党代表の神谷 宗幣(そうへい)(47)が詰めかけた支持者らを前に声を張り上げた。「参政党がやろうとしていることを、日本人のみなさんに伝えてください」
歓声に笑顔で応える神谷。だが、「外国人差別するな」などのプラカードを掲げた〝アンチ〟が拡声機を使いヤジを飛ばすと、「してねぇつってんだろ!」と声を荒らげる場面もあった。>
読売新聞がこういうのを出だしにもってきたということは、この新聞社の経営陣がその意を体している日本独占ブルジョアジーからすれば、神谷の参政党を利用したいが、神谷は品がなさすぎる、ということであろうか。いやむしろ、こういうように品がないほうが大衆受けするし、労働者の階級的組織を暴力的に破壊するための妄信的な人間をつくるのに都合がいい、と独占ブルジョアジーは考えている、というべきであろう。
次のようなのもある。
<選挙戦では「日本人ファースト」を掲げたが、「排外主義だ」「人種差別だ」などと批判が噴出。街頭演説での「高齢の女性は子どもは産めない」との神谷の発言にも、反発が強まった。>
日本の支配階級にとっては、神谷の「排外主義」をこそ利用したい、ということであろう。
読売新聞は、学者の言説を紹介する。
<中央大教授の中北浩爾(政治学)は「参政党は従来の右派政党のような『復古調』だけでなく、反エリート主義のポピュリズムの側面も併せ持ち、世界的な潮流から見ても持続性を持ちうる可能性がある」とみるが、懸念も示す。「敵を作り攻撃する手法で対立をあおりすぎると、社会の分断が広がりかねない」(敬称略)>
この学者は、参政党が狙っていること、すなわち目的を、結果的に生みだされる事態というように取り違えている。だから、彼が持つ感覚すなわち価値意識は「懸念」となる。
日本の支配階級は、「懸念」をしめす程度の見解を紹介しておくのが、自分たちが参政党をバックアップしていくのに、その煙幕としてふさわしい、と考えているのだ、といえる。
参政党は、「社会の分断」を、もっとはっきり言えば、労働者階級の分断を狙っているのである。それを目的にしているのである。彼らは、労働者階級を分断するために、外国人労働者への敵愾心をあおっているのである。日本の独占ブルジョアジーは、みずからが労働者階級を支配するためには、在来の日本の労働者たちと外国人労働者たちとを分断しておく必要がある、と考えているのである。
日本の独占ブルジョアジーと参政党などの極右勢力は、アメリカが中国に敗北し没落しているという状況のもとで日本が世界に雄飛していくためには、日本に新たな戦争体制を構築しなければならない、と考えているのである。それは、日本の軍備増強であり、核武装であり、治安維持法と特高警察型の弾圧体制を敷くことであり、日本人は優秀なんだという日本ナショナリズムによって労働者たち・勤労者たち・学生たちをだまし、新たな天皇制軍国主義国家をつくりだすことなのである。
いわゆるポピュリズムと見えるところのものは、このような自分たちの姿をソフトに見せかけ・選挙の票をとるために、人気のありそうなものは、それが実現しうるかどうかということにはまったくお構いなく、何でも言う、ということなのである。
学者先生が「世界的潮流」だ、というように宣伝してくれることは、参政党と日本の支配階級にとってまことに都合がいい、といわなければならない。
日本の支配階級と参政党が狙う、新たな戦争体制の構築を阻止するために、労働者たち・勤労者たち・学生たちは、階級的に団結し、労働者国際主義を貫徹してたたかおう!