トランプ政権による移民労働者強制送還をゆるすな! 排斥主義の貫徹をうち砕こう!

トランプ政権による移民労働者強制送還をゆるすな! 排斥主義の貫徹をうち砕こう!

 

 読売新聞は、<ドア破壊 連行された夫 米不法移民「拘束作戦」>と題して次の記事を掲載した(2025年2月1日朝刊)。

 <不法移民対策を最優先課題とするトランプ米政権が、拘束作戦を本格化させている。移民への寛容政策を取る「聖域都市」の一つとされるイリノイ州シカゴでは、捜査当局が家の玄関を破って不法移民を拘束する強硬手段に乗り出し、住民の間で恐怖が広がっていた。

 「今すぐドアを開けろ! 令状を持っているぞ」

 1月28日早朝、シカゴ郊外エルジンの住宅街で武装した移民・関税執行局(ICE)の捜査員ら十数人の怒号が響いた。清掃作業員マリアさん(50)(仮名)が夫(44)とともに跳び起きると、捜査員らは突然、ハンマーで玄関を破壊し、突入してきた。

 捜査員は夫をはだしのまま外に連れ出し、手錠をかけて尋問を始めた。夫は捜査員が持つ令状の捜査対象とは違う人物であることが判明したが、「行かないで!」泣き叫ぶ息子(3)の目の前で連行されていった。不法移民であることが理由だった。出身地のメキシコに強制送還される可能性がある。

 マリアさん自身も不法移民だといい、「次は私が逮捕されるかもしれない。夫なしでどう生きていけばいいのか……」と涙を流した。

 トランプ政権は発足当初から不法移民の摘発に着手しており、ICEなどによると、29日までに少なくとも5500人が拘束され、4000人以上が強制送還されている。(シカゴ郊外エルジン 金子靖志)>

 

 これは、「不法」と烙印した移民を血祭りにあげるものだ。

 これは、アメリカ国内に敵となるものを意図的にこしらえあげ、失業の不安と生活苦にあえぐ白人労働者などの不満を、この敵とした者への敵愾心と攻撃へと向かわせ、労働者階級を分断するものである。

 しかも、これは、移民労働者たちの内部それ自身において、「不法移民」と烙印された者を恐怖のどん底に突き落とし、合法的手続きをえたものを安堵させる、というかたちで、両者の間に分岐をつくりだし、背を向けあうように仕向けるものである。

 これは、支配者どもによる排外主義の内への貫徹であり、排斥主義の貫徹にほかならない。これは、支配者どもが、自分たちが搾取している労働者たちを徹底的に抑えつけ、不満を自分たちに向けさせないようにするための手口なのである。これは、恐怖政治である。

 労働者たちは、この排斥主義の貫徹をうち砕くために、移民の強制送還に反対し、白人労働者も、黒人労働者も、アジア系労働者も、ヒスパニック系労働者も、すべての労働者が、労働者階級として階級的に団結してたたかおう!

 日本の労働者たちは、世界各国の労働者たちは、トランプ政権のこの暴挙をうち砕くために、アメリカの労働者たちと国際的に階級的に団結してたたかおう!

 全世界のプロレタリアートは、西側の帝国主義をも東側の帝国主義をも打倒し、プロレタリア世界革命を実現するために、みずからを階級として組織しよう!