トランプ、「緊急事態」宣言を検討——労働者を生活苦のどん底におとしいれるつもりだ!
アメリカのCNNは、トランプ次期大統領が輸入品に一律の関税をかけるために「緊急事態」の宣言を検討している、と報じた。
トランプが検討しているのは、「国家緊急経済権限法(IEEPA)」にもとづく緊急事態宣言だという。同法は、安全保障やアメリカ経済などへの重大な脅威となる相手国にたいして、大統領が緊急事態宣言を発令し、輸出入や外国為替取引に規制をかけることができると定めるものである。
すでにトランプは、中国にたいしては、関税をさらに大幅に引き上げると脅し、同盟国をふくめてすべての国に、すべての輸入品に一律10~20%の関税をかけると脅している。さらに、グリーンランドをアメリカによこせ、とデンマークを脅し、アメリカの一つの州になれ、とカナダを脅し、メキシコ湾をアメリカ湾と呼ぶ、とメキシコを脅し、パナマ運河はアメリカがつくったものだ、とパナマを脅している。トランプをささえて自分の利害を追求するイーロン・マスクは、ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への投票を呼びかけてショルツを脅し、イギリスの右派政党を支持してスターマー首相の交代を画策している。
いままた、トランプは、「緊急事態」を宣言するぞ、と世界のすべての国の国家権力者を脅したのだ。
しかも、関税の引き上げは、トランプが、「自分はアメリカの産業を守り労働者を守るのだ」、と労働者をだます手口でもある。
関税の引き上げは、労働者にとっては消費税の引き上げと同じであり、労働者は物価高で生活苦のどん底に突き落とされるのだ。労働者たちは、アメリカ第一主義のナショナリズムをあおる、こんなトランプやイーロン・マスクにだまされてはならない。トランプと同じことを唱和する・労働組合指導部たる労働貴族どもにだまされてはならない。アメリカの労働者たちは、みずからを階級として組織してたたかおう!
全世界のあらゆる国家権力者どもは、西側の帝国主義陣営のやつらも、東側の帝国主義陣営のやつらも、そしてグローバル・サウスの諸国のやつらも、自国の独占資本家どもの利害を体現して、労働者たちの搾取を強化することによって自分たちの延命をはかっているのである。労働者たちは、みずからをプロレタリア階級として組織して自国の国家権力を打倒しよう!
全世界のプロレタリアートは、階級的に国際的に団結し、プロレタリア世界革命のためにたたかおう!