コオロギ食で生き残りをはかるエンジン部品企業

コオロギ食で生き残りをはかるエンジン部品企業

 

 昆虫食が未来のたんぱく源として期待されている、というニュースを今朝のNHKでやっていた。いま注目されているのがコオロギ。

 脱炭素産業革命によって自動車独占体から切り捨てられることに危機意識を燃やしたエンジン部品製造企業が、生き残りをかけて、コオロギを加工していろんな食品をつくる技術の開発と生産にのりだしているのだという。金属を粉末にして高熱で加工する技術を活かして、コオロギを粉末にして高温で加工してスナック菓子などをつくるのだそうだ。

 試食した記者は「香ばしくておいしい」と言っていたが、私は手をだせそうにない。

 資本の延命策なのだとはいえ、日本労働運動の現状をみすえ、切り捨てられることが確実なこの企業の労働者の生活を考えると、私は複雑な思いに駆られる。この企業の労働者たちはいかにたたかうべきなのか。

 高瀬キャスターは、「まだ抵抗はありますが、徐々に気持ちを整えていきたいと思います」、と言っていた。